新春懇談会

点線

日本アイ・ビー・エム常務取締役 内永ゆか子氏

1月25日(土)1時30分より、アルカディア市ヶ谷にて、定例会及び新春懇親会を開催しました。
定例会では、日本IBM常務取締役内永ゆか子さんに、日本IBMでの女性活用に向けた取り組みのお話をうかがいました。

講演に引き続いての懇親会でも、内永さんを囲んで話が弾みました。

受付にJWEFの看板が!

<内永さんのお話の概要>

引き込まれて聞き入りました

日本IBMでは、女性社員の能力活用のための方策を経営に提言するため、1998年にWomen’s Councilという諮問委員会を設けた。2003年を目標に「女性社員の比率アップ」と「女性管理職比率のアップ」を図ることになった。

女性のキャリアアップを阻害する要因に対応して、次のような対策を立てた。

  • 阻害要因: 将来像が見えない
    →対応策: 女性にとって目標となるようなロールモデルづくり
  • 阻害要因: 仕事と家事・育児とのバランスを取るのが難しい
    →対応策: 仕事と家庭の両立を支援するためのe-ワーク制度(在宅勤務制度)の導入
  • 阻害要因: 女性はOld Boys Networkに入れない(男性は、同郷や同窓など男同士のインフォーマルなつき合いを通じて、組織の中での行動規範を何となく伝授される)
    →対応策:社内外における女性間のネットワークの構築とメンター制度の導入また、日本IBMの全女性職員を対象とした女性フォーラムの開催、社内報での広報、ラウンドテーブルの開催、メールでのコミュニケーションなど、様々な方法を使って働きかけるとともに、女性社員の比率向上のために、女子学生を対象としたセミナーを開催した。

ちょっと華やいだ懇談会、情報交換もさかんに行われました

文責:本田、写真・構成:守屋

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