定例会(2011年4月10日)「ファシリテーション勉強会」報告

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2011年4月10日、星陵会館にてBL部会との共催で、参加型の定例会「ファシリテーション勉強会」を開催いたしました。
JWEFアンケート調査では講演会等と並んで参加型のイベントへの関心が高く、「ファシリテーション」という共通の悩みの勉強会ということで、会員外の方も含め定員30名を超える申し込みを頂くことができました。講師はJWEF会員で生涯学習開発財団認定コーチでもある東京大学工学部広報室の永合由美子さんとコーチングプレス㈱代表の猪俣恭子さんにお願いしました。
初めに「本日の目標」を共有化し数名で自己紹介、その後「ファシリテーションとは」、4つのスキルの中から「対人関係スキル」の紹介、休憩をはさんで3グループに分かれグループワークによるファシリテーション実践を体験、最後に全体共有化するという有意義なプログラムとなりました。

いろいろな意見で盛りあがり、最後は時間が足りなくなってしまうほどの勉強会となりました。終了後のアンケートも「実際にファシリテーターを体験し、他のメンバーからのフィードバックを受け、短時間でも中身の濃い勉強ができました。」、「ファシリテーションは会議などですぐに役立てることのできるスキルなので、もっと学びたいと思いました。」と大変好評でした。
 議論の尽きなかった部分は、定例会後に立ち上げたJWEFのSNSでまた盛り上がりましょう。

文:JWEF運営委員 町田芽久美

「ファシリテーション勉強会」感想

東海ゴム工業株式会社 神戸由美

満開の桜の中、JWEF参加初体験で、緊張して会場に入りました。 今回参加した理由は、会社の中で人を集めて会を運営する機会が時々あり(ほとんど男性ばかり)、会の運営を学びたいと思っていたことと、女性技術者の方々とお話したい気持ちがあったからです。
 特に印象に残って、是非やってみようと思ったのは、「会の“ルール”を決めて、参加者の賛同を取る」という点です。“ルール”といっても、「楽しむこと」「批判しないこと」など、ある面、暗黙の了解的な部分を、明確に示して共有するというもので、「会の軌道修正に役立つ」という説明に、うなずいてしまいました。
 予想外だったのは、参加者の方々の悩みに共感できる点が多かったことです。「偏屈な人がいて会が沈むことがある」「若い人の発言を引き出すにはどうしたら良いか」・・などなど。会場全体がうなずいている雰囲気で、どこも悩みは同じなのかなと、それ自体励みになりました。
 講師の方から、「男女の差より、個人の価値観や資質の差が大きい」といったことも聞け、自分がマイノリティー(女性)であっても問題ないことを言ってもらったようで(拡大解釈?)、うれしかったです。
 今回の会を通じて、実感したのが「人の魅力」です。魅力的な方々と議論するのは、とても楽しいこと、又、そのこと自体が人が集まるモチベーションになるという事を強く感じました。
 終わってみると、あっという間の3時間で、元気をたくさんもらいました。是非仕事で試してみようと思います。
 身振り手振り、表情がとても豊かな永合さん。エレガントなしゃべり方が素敵な猪俣さん。魅力的な講師のお二人と伴に、JWEF運営委員の皆様、参加者の皆様。楽しい時間を過ごさせていただき感謝しています。ありがとうございました。

関連リンク

講師の方のWebページ
永合氏:ココロのストレッチ-花・育・コーチング〜自分らしさを見つけ、はぐくみ、楽しむために
猪俣氏:コーチングプレス株式会社

2011/5/29 掲載

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