【報告書】キャリアの描き方 ~転勤辞令、あなたならどうする?-キャリアの危機・転機を 好機に-(東京ウィメンズプラザフォーラム参加企画)(2016年11月12日)

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開催場所:
東京ウィメンズプラザ 視聴覚室 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-53-67

イベントリポート

●話題提供 

日産自動車株式会社 ダイバーシティディベロップメントオフィス 室長 小林千恵氏 

株式会社日立製作所 ICT事業統括本部 調達本部 主任 福田智美氏 

日本歯科大学 生命歯学部・微生物学講座 講師 田代有美子氏

 

今回のテーマは、”キャリアの描き方”、特にキャリアの危機とも言われる、“転勤”でした。

ご自身の転勤・パートナーの転勤経験者3名を迎え、転勤というターニングポイントに直面した経験や本音を語っていただきました。その後、話題提供者と参加者全員で、テーマ別のグループに分かれお互いの考えを共有したり、話題を深堀するため、ワールドカフェ形式によりディスカッションを行いました。

ワールドカフェのテーマ
・海外赴任を楽しむ
・海外赴任を転機に 新たな学びや出会い
・家族/仕事のあり方
・ワークライフバランス

 

事前アンケートでは、転勤があることで自身のキャリア形成に迷い、不安、ジレンマ、行き詰まりがあるというネガティブなコメントが多く、参加者おひとりおひとりが抱えている悩みの大きさが伝わってきました。
ワールドカフェやその後の交流会で、参加者が抱えている悩みを相手に聞いてもらう時、気持ちが大きく揺さぶられ言葉に詰まる、または、涙をこらえながらも落ち着いて自分の言葉で伝えようとする姿に何度も出くわしました。この光景から、転勤問題は、その当事者や家族が自力で対処するには、大きすぎる問題だということを感じました。

しかし、今回の経験者三名の話題提供とワールドカフェ、またその後の交流会を経て
・あれこれ悩むより、とりあえずやってみる。
・悩むことにエネルギーを使うより、選択し、行動することにエネルギーを使いたい。
・何事も悩み過ぎず、一生懸命やってみて、ダメだったらその時考える。
など、いい意味で前向き・楽観的なコメントが出るようになりました。

<参加者の感想> 
●自分自身のキャリア形成に関する気づき

・情報収集は大事だが、悩み過ぎず、まずはやってみる勇気が大切だと学んだ。
・チャンスがあれば飛び込んでみる、希望を伝えてチャンスを作ることが大事だと思った。
・手を挙げる、やってみることの重要さに気付いた。
・悩むことも良いが、悩むよりやってみようというエネルギーを他の参加者からいただいた。
・海外転勤をあまり重く考えず、楽観的にとらえても良いと感じた。
・何事も悩み過ぎず、一生懸命やってみて、ダメだったら声を出すことを学んだ。
・窮地に立ったら、女性がキャリアをあきらめるという考え方をやめる必要があると感じた。
・転勤・転職についてあまり深く考えないようにすることがベストだと感じた。
・「1回チャレンジしてみたらいいい」というポジティブな考え方に気づくことができた。
・大変な状況を楽しむ、登壇者の方に元気をいただいた。
・夫の海外赴任に一緒に行くか迷っているが、とりあえず行ってみようかなという気持ちになった。
・ゲストスピーカーの方が海外赴任をされた時と比べると、現在は在宅勤務、時短等、確実に働きやすい制度が整っている分、日本に残って働く可能性が高いと感じた。

●人事の目線からの気づき

・転勤問題は、女性が転勤しにくいことが前提だったが、ワールドカフェでもやはり多くの女性が転勤のしにくさを経験していることが分かった。
・全てのリスクをクリアにしてからことを進めることはできない(する必要はない)。
・やってみて、ダメだったらやめる、くらいの考えが必要。 もちろんそのために、本人と組織の信頼のインフラが必要。

<企画・運営してみての感想> 
今回のテーマ"転勤"については、当初想定していたよりも多くの方からお申込みがあり、とても驚きました。
事前アンケートの内容からも、当日話し合いたい内容を具体的に書かれている方が多く、テーマへの関心の高さを感じました。
そのため、ワールドカフェでは、初対面かつ異業種同士のメンバーの集まりだったにもかかわらず時間内では話足りない、もっと時間がほしかったという声がいくつも届きました。
進行役をしていても、その議論の熱気と真剣さを強く感じました。 プログラムの都合上、時間で話し合いを区切ってしまったことががとても申し訳なく感じました。

また、これほど高い関心を持った方が短期間の募集で集まったことから、まだまだ転勤について議論を必要としている人がいるのではないかと感じました。
もし、今回参加してくださった方で、話し合いができる場が欲しい、もっと深い議論を行いたいと思った時には、是非、ご自身で話しあう場を企画してみてはいかがでしょうか?
規模は大きくても小さくても構いません。 メンバーも、家族、上司、同僚、ママ友、研究者同士、同業者同士、SNSつながりなど、声をあげればきっと誰かが振り向いてくれます。

最後に、今回この企画に参加された方たちが、これから様々な決断や選択をすることになると思います。 問題の渦中にいるときは、辛い、苦しい、大変な状態もなかなか楽しめないかもしれません。
しかし、将来、決断するまでの経緯や、決断後の経験が、きっと同じ悩みを抱えている人たちへの 大切な情報や知恵、励まし、アドバイスにきっとなると思います。
もし、いつか自分が過去に悩んだことと同じ悩みを持つ人に出会ったら、何かシェアしてみてください。

なお、今回は0歳の赤ちゃんから小学生までのお子さん10名弱もご両親と一緒に参加していました。参加者同士やスタッフが見守る中、用意したテーブルでお絵かきをしたり、会場内を探索したり、リラックスして過ごされていました。

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また、メンター部会では、一緒に活動してくださる方を募集しています。 メンタリングサロンなど、少人数でじっくり話す企画を年に数回実施しています。
テーマは、テレワーク、転勤、ワーママ、ワークライフバランス、パートナーとの関係、職種転換、リーダーシップなど、多岐にわたります。 企画する側に挑戦してみたい場合は、連絡お待ちしています。

メンター部会の連絡先 : jwefmentor@gmail.com

JWEFメンター部会 横澤 早智子

イベントの元記事

http://jwef.jp/activity/setnws_20161013104029819515539973.html

参加人数報告

個人会員:
6名
法人会員:
3名
会員外:
36名