メンター部会 山本知恵子
家事/育児のマネジメントシリーズ第二弾である本イベントは、家庭のマネジメントを学術的に研究されている加藤めぐみさんを講師にお招きして開催いたしました。
冒頭のアイスブレークで、仕事と家庭の両立はうまくいっている実感は持ちづらく、日々のルーティンに回すことに追われている、時間のやりくりに苦労している、など、それぞれに色々な悩み・迷いを感じていることが分かりました。
まずは加藤さんから、持続可能な暮らしを考えるうえで、ヒントとなる、「会社」と「家庭・生活」におけるマネジメントの違いについて説明いただいた上で、日々のオペレーションの中から自分たちのビジョンを考えてみるワークを行い、グループで共有しました。タスクごとに自分や家庭にとっての位置づけを考えることを通して「こうありたい」というビジョンが見えてくることを体験できました。
また、限られたインプット(資源)を使ってアウトプット(幸せ)を増やす生産性を上げるという考え方もご紹介いただき、ビジョンを実現するために限られた資源をどのように配分するか、ということもイメージしてみました。
加藤さんに構造化・言語化いただいた切り口をもとに、ひとりひとりが抱えている課題を皆で共有することで、今後の生活に向けてお互いにヒントが得られるポジティブで心地よい時間が過ごせたのではないかと思います。イベント終了後の懇親会に残った方も多く、終始和やかな雰囲気だったのが印象的でした。
改めて、ご参加いただいた皆さまどうもありがとうございました。
(ビジョンのVのポーズと笑顔で集合写真)
◆◆◆ 参加者からの感想 一般参加 宇津木 泉 ◆◆◆
子供二人を抱え、日々目の前のことに忙殺される中、少ない時間で家庭のビジョンを考えるためのヒントが得たくて参加しました。
ワークではやりたいこと、やらなければいけないと思っていることを整理し、自分や家族の関心、暮らしに必要なこと、やりたくないことに分け、そこから自分のビジョンを考えました。結果かなり自分本位なビジョンになってしまいましたが、それでも一緒にワークを行った仲間たちとビジョンを共有する中で、心地よい環境というものが人それぞれであること、自分の特性を肯定することができ、良い意味では諦めができたように感じています。
イベント後に夫にもワークを行ってもらったところ、私が予想した内容とは、だいぶ違っていました。想像以上に家族のために時間をつかいたいと考えていてくれたことを知ることができたのは大きな収穫でした。
お互いのビジョンはもちろん違っていましたが、その根幹にあるものを話し合って共有し、家庭のビジョンを設定していきました。子どもの成長に伴って、ビジョンも変わっていくのでしょうが、当面はこのビジョンをもとに家族経営をしていきたいと思っています。家庭のビジョンを夫婦間で設定できたことで、家族の様々な優先順位もこれまで以上にやりやすくなったと感じています。
素敵なイベントを企画していただき、ありがとうございました。