藤田景子(個人会員)
ナツガク2日目午後のポスター展示「研究者・技術者と話そう」に、JWEFの紹介と6名のロールモデルを出展しました。GW前のメンター部会からの呼びかけで7名、5月末からzoom会議を3回、中身は昨年と同じツールを使い、canvaマスターの方にひな形を作っていただきました。背景にJWEFカラーの模造紙を引こう、お子さん協力で折り紙で飾ろう、といった素敵な提案を受け、「ポップな感じ」の目立つ展示に仕上がったと思います。ポスター縮小版のパンフレットも持参し、待ちではなく通りすがりの方に渡して声掛けして、当日の3時間はあっという間、でした。
生徒さんからは、「理系には決めた」、「数学が好きだから暗号だと思う」、「化学は暗記だから数学か物理がいい」、「薬学部に決めている」、「数学は苦手だけど大丈夫か」、「文理どうしよう」、「親が視野を拡げるようにと申し込んだ」、といろいろな質問や声がありましたが、進路の選択肢に理工系を入れることが普通になってきていて、諸先輩方の成果と手ごたえを感じました。また実はTAの方は切実に「就職?院進学?」「〇×学科だけど、就職先はどう考えれば?」といった悩みを持っていたり、Wom-tech会員やJWEFインスタのフォロアーの方もいました。
今回は参加希望団体が多く掲示面積は昨年の2/3、その狭い枠を前提に文字を絞ったのも良かったかもしれません。今回改めて、分野横断のJWEFはキャリアの多様性が強みだと感じましたので、今後、中高生~学部・院生の素朴な疑問や不安に答えられるような「ロールモデル集」が作れると良いな、と思っています。
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今年20回目となる「女子中高生夏の学校(夏学)」も、国立女性教育会館での最後の開催でした。全国25都道府県から参加してくれた116名の女子中高生に、40名の学生TA、230名ほどの大人スタッフが集い、暑い盛りの8月10日~12日、2泊3日の合宿形式でさまざまな企画が行われました。今年は、JWEFと女性技術士の会、チーム・技魔女と3つの団体が協力して1つのブースを運営、まさに多様なロールモデルを提供する形になりました。毎年のご協力に感謝申し上げます。夏学全体の報告は、https://natsugaku.jp/ をご覧いただければ幸いです。
メンター部会長 永合由美子(特定非営利活動法人 女子中高生理工系キャリアパスプロジェクト代表理事)