「JWEF女性技術者に贈る奨励賞」(JWEF奨励賞)は、その働きにより、既存の社会や職場での意識や風習を変革する成果をあげた若手女性技術者を表彰し、ロールモデルとして提示することを目的とした賞です。
本年度は、
●奨励賞を、日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 榎美紀氏
●特別賞を、森林研究・整備機構 森林総合研究所 木村恵氏
が受賞します。
受賞を記念する本イベントでは、受賞者の記念講演に加え、長らくワーク&ライフバランスやダイバーシティ経営に取り組んでこられた、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社執行役員・主席研究員 矢島洋子氏による記念シンポジウムを行います。
どなたでも参加できますので、どうぞお気軽にご参加ください。
13:30~ JWEF奨励賞授賞式&記念講演
JWEF奨励賞 日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 榎美紀氏 「輪(仮)」
JWEF奨励賞特別賞 森林研究・整備機構 森林総合研究所 木村恵氏 「みんなで進める研究道の整備」
15:00~ 記念シンポジウム
「今、なぜ、女性リーダーが求められているのか~私の経験から」
矢島洋子氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社執行役員・主席研究員)
16:00 終了予定
【お申込み】
●以下のリンクの申し込みフォームからお申込みください。
https://forms.gle/MK742HkHjPsWN9Hv6
●フォームが使用できない場合には下記を明記し、info@jwef.jp宛にお送りください。
件名「2020年JWEF奨励賞授賞式&シンポジウム希望」
①お名前 ②ご所属 ③会員の種類(個人会員/法人会員/学生会員/会員ではない)
④連絡先(メールアドレス、もしくは電話番号)
【開催方法(予定)】
今年は、新型コロナウイルスの感染予防のため、オンラインで開催します。
日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホールからの授賞式や講演の様子を、中継します。
お申込みいただいた方には、参加方法をご連絡します。
【お問い合わせ】 担当 矢部/大本/田中 ( info@jwef.jp)
<プロフィール>
2007年お茶の水女子大学大学院 人間文化研究科数理・情報科学専攻を修了、同年に日本アイ・ビー・エム株式会社東京基礎研究所に入社。
大学時代の研究テーマのデータベースの知識を基盤に、ミドルウェアとデータベース間のデータアクセスの性能改善の研究に従事。
2011年の東日本大震災をうけてソーシャルメディア分析の信頼性の研究にも従事。
2013年に社会人博士として同大学大学院に入学、2016年3月博士(理学)を取得。2020年3月出産により現在育休中。
<メッセージ>
今までの社会人生活をふりかえると、本業の研究に加え、社内の技術者・女性コミュニティ、大学の非常勤講師や共同研究、
学会での企業研究者コミュニティ等、いろいろなネットワークに参加してチャレンジしてきたことが、今回の受賞に繋がっていると思います。
ひとつのロールモデルとして何かの参考になれば幸いです。
<プロフィール>
2004年に東北大学大学院農学研究科資源生物科学専攻にて博士(農学)を取得。東京大学、森林総合研究所での研究員を経て、2014年より現職。専門は森林生態学で、現在は林木遺伝資源の保存に関する業務に携わっている。期限付き職員としての出産や単身赴任で働く経験を活かし、日本生態学会男女共同参画担当・キャリア支援担当理事、日本森林学会ダイバーシティ推進委員として女性研究者のキャリア支援、研究環境改善を目指した活動を行っている。
<メッセージ>
自分が単身赴任で働いてみて、家族の在り方、働き方に正解はなく、自分たちなりのライフスタイルを築けば良いと思えるようになりました。私の経験はほんの一例ですが、これまで先輩たちが試行錯誤して得た情報を皆で共有することで、キャリアの継続を望む全ての研究者、技術者が長く活躍できる環境を作っていければと考えています。
矢島洋子氏
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
執行役員・主席研究員
1989年(株)三和総合研究所(現MURC)入社。
2004年~2007年内閣府男女共同参画局男女共同参画分析官。
少子高齢化対策、男女共同参画の視点から、
ワーク・ライフ・バランス関連の調査・研究、執筆・講演、コンサルティングに取り組んでいる。
著書に「ダイバーシティ経営と人材活用」東京大学出版会(共著)等。
JWEF女性技術者に贈る奨励賞について
「JWEF女性技術者に贈る奨励賞」(JWEF奨励賞)は、その働きにより、既存の社会や職場での意識や風習を変革する成果をあげた若手女性技術者を表彰し、ロールモデルとして提示することを目的とした賞です。元JWEF運営委員長で現在JWEFアドバイザーの 都河 明子 氏 からのご寄付を元に運営しています。今年で12回目となります。