「JWEF女性技術者に贈る奨励賞」（JWEF奨励賞）は、その働きにより、既存の社会や職場での意識や風習を変革する成果をあげた若手女性技術者を表彰し、
女性技術者のロールモデルとして提示することを目的とした賞です。
JWEF奨励賞の設立のきっかけは2008年に 第5期JWEF運営委員長 都河明子氏より「女性研究者・技術者を応援するために使って下さい」とご寄付をいただいたことからJWEFが創設しました。
学会関係では若手や女性も様々な賞を受賞できる機会が増えてきましたが、それらは成果へ対するものがほとんどであり、困難を克服するための努力や成果を上げても企業で働く女性たちにとって受賞をするという機会は少ないのが現実です。
このような事から、2009年当時の運営委員会で協議を重ね、「女性の次なる一歩のために」と言う想いを込めて40歳までの若手女性技術者を対象として、仕事を遂行するに当たり、その行動・手法・成果が社会の思い込みを変え、その結果として組織の意識・風土の改革やインフラ整備につなげた方、またもっと若い人たちのロールモデルとなっているであろう方に贈るJWEF都河賞がスタートしました。その後JWEF都河賞は、JWEF女性技術者に贈る奨励賞と名前を変え、JWEFから新しい女性技術者のロールモデルを発信しています。
2009年第9期運営委員長中村立子氏：『JWEFの新たなチャレンジ JWEF都河賞を創設して』
自薦、他薦は問いません。
同じ職場や推薦者から複数名を推薦いただくことや、上司以外の方からの推薦も歓迎ですので、ぜひご応募、ご推薦ください。
募集を開始しますとHPに該当年度の応募要項など、詳細を掲載いたします。そちらをご参照ください。
2024年度の募集は終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。
例年のスケジュール
・応募開始 5月中旬
・応募締切 7月頃 ※事前登録がありますのでご注意ください。
・選考・受賞者決定 9月中旬
・JWEF奨励賞授賞式及び講演会 受賞者決定後の10月～11月頃
仕事を遂行する上での行動・手法・成果が社会や会社の意識・風土の改革につながり、
若手のロールモデルとなっている、原則として本年4月1日現在で40歳未満*の女性技術者。
(*：キャリアチェンジやライフイベントの期間も考慮します)
2023年 キオクシア株式会社 有吉 恵子氏 授賞式
2022年 日本電信電話株式会社 張 暁曦氏 授賞式
2021年 株式会社 安川電機 ロボット事業部 外林杏子氏 授賞式
2020年 日本アイ・ビー・エム株式会社 東京基礎研究所 榎美紀氏 授賞式
2019年 東京大学大学院理学系研究科 藤井通子氏
2018年 富士通株式会社 永野 友子氏
2017年 シェルルブリカンツジャパン株式会社 鎌田久美子氏
2016年 株式会社NTTドコモ 増田 恭子氏
2015年 日本放送協会 諸岡 志保氏
2014年 株式会社デンソー 寺本 年世氏
2013年 サントリービジネスエキスパート株式会社 上新原 十和氏
2012年 日本アイ・ビー・エム株式会社 松井 彩氏
2011年 株式会社リコー 長曽我部 紀理子氏
2010年 宇宙航空研究開発機構 永松 愛子氏
2009年 日本電気株式会社 伊東 直子氏
当賞は、元JWEF運営委員長の都河明子氏からの寄付をきっかけに2009年に創設し、JWEFが運営しています。
